サーマルインクジェットについて
サーマルインクジェットプリンターとは?
サーマルインクジェットプリンターはDOD(ドロップオンデマンド)式インクジェットプリンターの1つです。
一般的にインクジェットプリンターの名称で知られるコンティニュアス(循環)式と比較すると構造がコンパクトであり、また印字の解像度に優れます。
【サーマルインクジェットプリンターの原理】
![](https://www.maky.co.jp/renewal/wp-content/uploads/2021/01/⑩TIJ原理図-1024x779.png)
ヒーターによる加熱でインク内に気泡を発生させることでインク粒を吐出します。
他のDOD式(ピエゾ式やバルブ式)に比べると構造をより小型化できる事ことから、高い解像度による優れた印字品質を実現できます。
サーマルインクジェットプリンターの特徴
1.速乾性
高い速乾性能を持ち、ラベルやカートンへの印字はもちろん、フィルム等の非吸水性素材に対
しても鮮明な印字をおこなうことが可能です。
また有機則非該当インクも取り揃えており、法令や環境にも安心して使用することが
できます。
2.高解像度
最大600dpiの解像度により印刷同等の
印字を行う事ができます。
またマルチヘッドモデルを使用すれば食品
表示のような大面積一括印字も可能です。
![](https://www.maky.co.jp/renewal/wp-content/uploads/2021/01/TIJ_捺印サンプル01.png)
3.コンパクト
インクを連続的に循環させなくてはならない
コンティニュアス式は機体構造が複雑で大型
化してしまうのに対し、サーマルインクジェ
ットプリンターは非常にコンパクトであり、
小型自動機やスペースが取りづらいライン上
にも簡単に設置することが可能です。
![](https://www.maky.co.jp/renewal/wp-content/uploads/2021/01/⑦MJ-100画像取付状態-958x1024.png)
4.ローメンテナンス
インク補充はカートリッジ交換によるワンタ
ッチ操作。またノズル一体型カートリッジで
あるため、インク交換ごとに新品ノズルで印
字をおこなうことができ印字品質の安定につ
ながります。
![](https://www.maky.co.jp/renewal/wp-content/uploads/2021/01/②WS1カートリッジ画像A.png)
サーマルインクジェットプリンターのラインナップ
1.WOCCS WS1
![](https://www.maky.co.jp/renewal/wp-content/uploads/2021/01/①WS1画像.png)
オールインワンのスタンダードモデル。
あらかじめ印字データを登録しておけば、コン
トローラを介さず本体スイッチ操作でデータの
選択が可能であり、すぐさま印字作業が開始で
きます。また軽量・コンパクトボディなので自
動機等への設置も容易です。
2.WOCCS WTX
![](https://www.maky.co.jp/renewal/wp-content/uploads/2021/01/⑤WTXマルチモデル4連ヘッド画像-1.png)
複数ヘッド制御のマルチモデル。
2ヘッド、4ヘッド、8ヘッドの3タイプを用意。複数ヘッドであっても制御や操作はワンコントローラーで対応しています。
食品表示のような大面積印字や、同内容の印字
を複数個所におこなう等への対応が可能です。
3.MJ-100
![](https://www.maky.co.jp/renewal/wp-content/uploads/2021/01/⑧MJ100及びコントローラー.png)
ヘッド部と制御部が分離したベーシックモデル。設置場所や用途に合わせ、印字ヘッド部の
アッセンブルの多様性があります。
またヘッド部は標準モデルより更にコンパクト
なのでスペースのない場所への取付にも使用で
きます。
4.MJM-100
![](https://www.maky.co.jp/renewal/wp-content/uploads/2021/01/⑨MJM-100-4多列画像.png)
MJ-100をベースとした多列包装機用モデル。
スティック包装機や深絞り包装機等、間歇・連続両方の動作に対応できます。
※WOCCSシリーズ製造元) 株式会社ユニオンケミカー